「妻のお小遣いはいくらが普通なの?」と気になっている妻や、夫と揉めている妻もいるのではないでしょうか。妻のお小遣いは、家計ではなく妻自身が自由に使えるお金なのでちゃんと決めておきたいですよね。
実は妻のお小遣い相場は、それぞれの働き方や家庭の年収によって大きく変わります。
この記事では、妻のお小遣いはいくらくらいが普通なのか解説します。専業主婦と共働き主婦、パート主婦での違いや年収による違いも紹介するので参考にしてください。
妻のお小遣いの平均はいくら?

妻のお小遣いの平均をまずは把握しましょう。
仕事に就いていない専業主婦の方が、お小遣い額は少ない傾向です。一方で、「お小遣いはない」としていても、実は家計から自由に自分のお金として使っているケースもあります。
パートや共働き主婦も全額自分のお小遣いにする人もいれば、家計に入れてから余った分を小遣いにする人もいます。家庭によって考え方が状況が異なる場合も多く、平均額はあくまで参考値と捉えるといいでしょう。
・パート主婦・共働きの参考サイト: 2024年会社員のお小遣い調査詳細レポート「SBI新生銀行グループ」
・専業主婦の参考サイト:妻のお小遣いの平均額や使い道を既婚女性1000人にアンケート調査
パート主婦・専業主婦・共働きでの違いは?
妻のお小遣い額は、働き方の違いで異なる点が特徴です。ここではパート主婦・専業主婦・共働きのお小遣いの違いをみていきましょう。
パート主婦、共働き主婦のデータは、SBIしんせい銀行の調査から、専業主婦のデータは株式会社ビズヒッツの調査を参考にしています。
パート主婦のお小遣い事情
パート主婦の場合、お小遣いは21,430円という調査結果があります。ただ、どの世代も同じわけではありません。
SBI新生銀行グループが2024年に実施した調査によれば、20代の平均額は37,303円と平均より高めです。しかし、30代では16,644円、40代では15,957円、50代では17,816円と平均よりも低い額になります。これは30代以降の家族やライフステージの変化が原因と考えられます。
30代になると子どもの教育費や住宅の購入など、ライフステージが変わる妻が多いためです。つまり自分のお小遣いの金額を減らして、子どもの習い事など他の目的に使用していることが考えられます。
パート主婦は自分で得た収入を家計への足しにしながら、余った分を自分自身のお小遣いにするケースが多いでしょう。または生活費などは夫の収入でまかない、妻自身がパートでお小遣いまるまる回せるケースもあります。
パート主婦の場合は、ライフステージや夫、パートの収入額に応じてお小遣い額が設定されるといえるでしょう。
参考サイト:2024年会社員のお小遣い調査詳細レポート「SBI新生銀行グループ」
専業主婦のお小遣い事情
専業主婦のお小遣いは、先ほどもお伝えしたとおり7,876円でした。お小遣いの出どころは、「夫の給料から」という人が全体の約6割です。残りの4割の妻は家計の余り分のほか、自分の貯金や育児手当、ポイ活などから捻出しています。
ただし、専業主婦のお小遣い額は世帯収入やお小遣いの捉え方によっても額が大きく変わります。「お小遣いはない」人がいる一方で、10万円など高額のお小遣いの人がいるのも専業主婦の特徴なのです。
またお小遣いがないといっていても、家計からある程度好きに使える立場の主婦もいます。特に家計から直接必要な支出を支払っている家庭では、主婦が使うお金を日々の生活費として処理しているケースもあるでしょう。「十分な生活費をもらっている」妻もいるため、お小遣いとして独立させていないだけということも考えられます。
参考サイト:妻のお小遣いの平均額や使い道を既婚女性1000人にアンケート調査
共働き家庭の妻のお小遣い
共働きの妻のお小遣い平均も、33,258円というSBI新生銀行のアンケート結果があります。妻自身が正社員などで収入を得ているケースが多く、ほぼ半数が、自分自身の給料からお小遣いを捻出しています。
お小遣いが比較的高めになる傾向があり、20代で5万以上のお小遣いがある人もいました。30代になると、32,582円、40代では27,526円と少なめになっていきます。これはパート主婦と同様、教育費や住宅費にお金がかかることが理由でしょう。50代にあると、30,237円で40代よりは増えています。子どもの手が離れた人が増えてくるためでしょう。
これは専業主婦と比べると大きな差で、個人の収入があることで支出の自由度が高まることが影響していると考えられます。
ただ、家計の余りからお小遣いを捻出する共働きの妻にもいます。これは家計にすべて給与を入れて、残った分をお小遣いにしているパターンです。なかには、夫婦の収入をまとめて必要なときにお小遣いとして使う妻もいます。
参考サイト:2024年会社員のお小遣い調査詳細レポート「SBI新生銀行グループ」
【年収別】妻のお小遣い額の考え方

家庭の年収によって、妻のお小遣いの適正額は変わってきます。年収別では2021年に行われた既婚者のお小遣い調査をもとに世帯年収別の実態について解説します。
近年は物価も上々気味ですし、数字は目安であり自分の家庭の状況に合わせて参考にしてください。
参考サイト
・【TV掲載】旦那のお小遣いの平均金額相場や割合は?夫婦間でどのくらい違う? | Spicomi
・共働き夫婦のお小遣い1人5万円は少ない?年収別の相場を解説
世帯年収300万円以下の妻のお小遣い額「平均14,231円」
世帯年収が300万円以下の家庭では、妻のお小遣い平均は14,231円です。この年収帯では、生活費や貯蓄を優先する必要があるため、お小遣いは控えめになる傾向があります。子どもが小さい家庭では、パートに出るのも大変な場合もあるでしょう。
ただし、うまくやりくりをすれば、お小遣いを増やすことも可能です。たとえばスマホ代を格安SIMにするなど、固定費を見直して節約できた分をお小遣いに回すという考え方もあります。メイクはプチプラを使う工夫を取り入れる人も多くいます。
世帯年収301万円~500万円の妻のお小遣い額「平均16,044円」
世帯年収が301万円から500万円の家庭では、妻のお小遣い平均は16,044円でした。年収300万円以下の家庭と比べ2,000円ほど高くなっていますが、大きな差はありません。
この年収帯でも、基本的な生活費や住宅ローン、家賃などの支出が家計を圧迫するため、お小遣いを大きく増やすことは難しい状況です。子どもがいれば教育費もかかります。
年収300万以下のところでも解説したように、固定費を見直すなどもポイントです。やりくりをすれば、お小遣いも2万円前後まで確保できる家庭もあります。将来の貯蓄とのバランスを見ながら、お小遣い額を設定していくことが大切です。
世帯年収501万円~700万円の妻のお小遣い額「平均20,059円」
世帯年収が501万円から700万円になると、妻のお小遣い平均は20,059円と2万円台に到達します。この年収帯では、余裕が出てくるため、お小遣いも少し増やせる家庭が多いでしょう。
特にパート主婦や共働きの場合、趣味や美容にかける費用も確保しやすくなります。ただし、子どもの教育費や住宅ローンなど大きな支出がある場合は抑える人が多くなります。
世帯年収701万円~900万円の妻のお小遣い額「平均22,333円」
世帯年収が701万円から900万円の家庭では、妻のお小遣い平均は22,333円となっています。900万近くもらっていれば、3万以上のお小遣いも可能でしょう。
ただし収入が増えても、それに伴って教育費や生活水準も上がる傾向があるため、お小遣いが大幅に増えるわけではありません。特に教育費がかかる子どもがいて住宅ローンも払っている場合は、妻のお小遣いも夫のお小遣いも少なめになるはず。
ただし夫婦二人の場合は、もう少しお小遣い額は増やせるでしょう。
世帯年収901万円以上の妻のお小遣い額「平均28,750円」
世帯年収が901万円以上の家庭では、妻のお小遣い額の平均は28,750円となります。家族構成によっては4万円ほどのお小遣いも使えるでしょう。他の年収帯と比べて、比較的余裕のあるお小遣い額にできる世帯収入ゾーンです。ただし、収入が多いからといって無計画に使うのではなく、将来の資産形成や教育資金の準備も大切です。
すでに子どもが中学から大学生など教育費がすでにかかっている場合は、お小遣いは抑えて収入を増やすべきです。また、住宅ローンや家賃の負担が大きい家庭もしっかりした管理が必要になります。
高収入の家庭はお小遣いを増やす一方で、投資や貯蓄にもバランスよく配分することが大切です。


不満が出にくいお小遣いの決め方

お小遣いの金額設定で大切なのは、夫婦双方が納得できる仕組み作りです。家庭内で不満が生まれにくいお小遣いの決め方について、具体的な方法をみていきましょう。
夫婦でしっかり話し合いをする
お小遣いの金額を決める際には、夫婦でしっかりと話し合うことが最も重要です。家計の収入と支出を明確にし、どれくらいお小遣いに回せるのかを一緒に確認しましょう。
どちらからに不満があるといずれ爆発するリスクもあります。特に妻だけが我慢する、あるいは夫だけが自由に使えるといった不公平感があると、不満が溜まる原因になります。
さらにお互いのお小遣いの使い道についても、オープンに話せる関係を築くことも大切です。何にどれくらい使っているのかを共有すると、相手の立場も理解しやすく信頼も深まります。さらに定期的に家計を見直す機会を設けて、状況に応じてお小遣いの額を調整していくことも必要です。
妻の家事労働の価値を考慮に入れることも大切
妻が専業主婦やパート主婦の場合、家事や育児という目に見えにくい労働の価値をきちんと評価することが大切です。収入がない、または少ないからお小遣いも少なくて当然という考え方では不満が生まれやすくなります。
もし夫が「お小遣いは不要」という考えなら、家事代行サービスや育児サービスを利用した場合の費用を示すのもおすすめです。夫にお弁当を作っている場合は、外食代を抑えられていることを伝えるといいでしょう。
数字で確認すれば、家事労働の価値の大きさがわかります。普段の「妻の家事労働への対価」の視点でお小遣いを考えることも必要です。
収入やライフステージの変化に合わせて柔軟に見直す
お小遣いの金額は、一度決めたら固定というわけではありません。収入が増えたり減ったりした際には、合わせて調整していくことが大切です。
「妻がパートを始めた」「フルタイムの仕事に変わった」逆に「仕事を辞めた」といった状況の変化があれば、お小遣いも見直すタイミングです。夫の収入が増えた場合も、妻のお小遣いを増額することを検討しましょう。
子どもの成長に伴って教育費が増えるなど、支出の変化も考慮に入れる必要があります。ライフステージが変わるごとに、家計全体を見直して、お小遣い額を再検討することをおすすめします。
まとめ
妻のお小遣いの平均はいくらくらいなのかを、働き方や年収による調査結果を元に解説しました。
専業主婦・パート主婦・共働きといった立場や世帯年収によって金額に差があります。専業主婦では1万円前後という場合が多く、共働きの妻では2~3万円という傾向があります。パート主婦の場合には、自分の収入をどう家計に組み込むかでお小遣い設定が変わりやすいといえるでしょう。
お小遣いは年収、家族構成、ライフステージによっても変動するものです。単に「多いか少ないか」で評価したり、他の人と比べるたりするものではありません。妻のお小遣い額は夫婦で話し合いながら生活費や将来の計画を踏まえて決めることが満足度を高めるポイントです。
平均値はあくまで参考であり、家庭ごとの事情を重視した設定が大切です。
参考サイト
・2024年会社員のお小遣い調査詳細レポート「SBI新生銀行グループ」
・パート主婦のリアルなお小遣い事情!平均はどれくらい?使い途は?
・【TV掲載】旦那のお小遣いの平均金額相場や割合は?夫婦間でどのくらい違う? | Spicomi











